真我(アートマン)と世界との関係

1.真我

真我(アートマン)とは、インド哲学の根本原理の一つであり、真実の自己である。エゴである自我とは全く異なる。主体そのものであるため、真我を実現すると表現される(self realizaition)。

2.真我と世界

真我が現れ出るとき世界は消え、世界が現れるとき真我は消える(ラマナ・マハルシ)。世界がマーヤと言われるのもそのためである。

世界は、真我の光がグナというフィルムによって映し出された映画のようなものかもしれない。「世界」は「全て」とも言い替えられる。

3.ラマナ・マハルシ

ラマナ・マハルシ(1879-1950)は、「私は誰か?」という問いかけを行う「真我の探求」という方法を説いたジュニアーナヨーガの聖者である。

ラマナ・マハルシの道場は、インド、ティルヴァンナーマライ、アルナーチャラ山の麓にあり、ラマナ・マハルシ在命中にヨガナンダも訪れている。

アルナーチャラはシバ神そのものであるとされている。

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