1.縁とは過去の関わり合いである
縁とは、過去において、何らかの関わり合いがあったことをいいます。その関わり合った人が(人だけではない)が、一定の条件を満たしたときに、また同じ世界で出会うことになったり、関わることになります。なぜなら、過去において、身、口、意の三つの行為をお互いに相手に対してした結果、それを精算するために同じ環境で出会う必要が生じたからです。
2.縁がなければ出会わない
縁がなければ、絶対に出会うことはないのです。過去においてどんな縁があったのかはわかりません。過去に殺し合っていた魂が、この世界で仲のいい夫婦になったり、逆の場合もあります。過去や現在の関わり合いがどうであれ、縁を大切にするべきです。この世界で出会ったのだから、カルマを清算するいい機会です。相手のことをよく考え、相手に対して自分がした行為の清算をすることが大切なのです。相手から良くしてもらったら感謝し、相手から嫌なことをされたら我慢する、できれば感謝するということです。これによって、悪い縁がなくなります。相手に対して常に良い行いをすれば、それはとても良い縁となります。
3.縁がなくなったらどうなる
縁がなくなったらどうなるか、つまり、過去の関わり合いの清算が終わったらどうなるかというと、その人との関わり合いがなくなってゆくということです。当然ですね。清算すべきものがないのですから、もはやその人との関わり合う理由がないからです。ですから、過去生の縁で、今生で敵視する関係にあった場合は、じっと我慢することで、あなたが過去生においてなした相手を憎む行為の結果を精算することができるのです。そうすると、自然にその相手とあなたは別の環境に移り、関わり合いにならなくてもよくなります。例えば、あなたや相手が別の部署に異動したり、退職したり、引っ越したりします。この場合には環境の変化することでのダメージはほとんどありません。